所在地
Attorney Profiles
弁護士
柴山 吉報
Kippo Shibayama
パートナー
経歴

2011年
大阪大学法学部卒業

 

2012年
司法試験予備試験合格

 

2013年
東京大学法科大学院卒業

 

2014年
弁護士登録(第一東京弁護士会登録)、阿部・井窪・片山法律事務所入所

主な取扱活動分野

主な取扱分野は、AI・データ分野、スタートアップ法務及び一般企業法務。

 

■ AI・データ分野

 

機械学習エンジニアの資格(JDLA Deep Learning for ENGINEER 2020 #1)を活かし、生成AI利用時のリスク対応、AI開発の契約及び紛争対応、AIを活用した新規事業の立ち上げ、ルールメイキング等について、技術面にも踏み込んだアドバイスを提供している。

 

企業において生成AIを利用する場面では、利用態様に応じて生じるリスクを分析し、社内のルールを策定し、ガバナンス体制を構築する必要がある。このようなリスク対応について、総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン」の検討会委員や(一社)日本ディープラーニング協会「生成AIの利用ガイドライン(画像編)」の作成メンバーとしての経験を活かして取り組んでいる。

 

AIの開発の場面では、開発委託契約や開発後の活用も見据えた(資本)業務提携契約など様々な契約について、契約スキームの検討や契約交渉のアドバイスを提供している。また、ユーザー・ベンダー双方の立場から、AI開発に関する紛争対応の経験も多数有する。

 

■ スタートアップ法務

 

AIスタートアップ(その後上場)へ出向し、法務体制の構築、IPOに向けた体制整備、資金調達(Google等の海外企業からの調達を含む)及び資本提携、海外進出の検討等に携わった経験を有し、資金調達等の資本に関するアドバイス、法務業務の受託、IPOやM&A等によるエグジットへの対応、海外進出のサポート等を行う。

 

資本関係については、創業時の創業者間の契約のアドバイスからエンジェル投資、国内外のVCや事業会社等からの出資及び資本提携等について豊富な経験を有する。また、スタートアップ企業の民事再生や清算等、リスタートのためのサポートの経験も有する。

 

法務業務については、単に法務業務を受託することは基本的に行っておらず、企業のステージに応じて「どのように法務体制を構築するか」という点から検討を行い、企業のフェーズに応じ、例えば以下のような形で対応している。

 

・法務担当者をまだ採用していない企業:

重要性の高くない契約について社内で対応するためのサポートをしつつ、重要な問題については法的リスクの指摘にとどまらない踏み込んだアドバイスを提供するほか、法務担当者の採用についてサポートする。

 

・法務担当者を採用したがまだ十分な人員がいない企業:

社内で対応が困難な重要な問題について対応するほか、法務担当者のメンタリングや法務業務の効率化についてのアドバイスの提供等を行う。

 

・一定規模の法務機能を有し、IPO等を具体的に目指している企業

社内で対応が困難な重要な問題について対応するほか、IPOのための体制構築のアドバイス等を行う。社外取締役の立場からガバナンス体制の構築等に関与した経験も有する。

 

また、イギリス及びシンガポールに滞在し、海外拠点の立ち上げ、コーポレートインバージョンの実行、海外法人における資金調達のサポート等を行った経験があり、海外進出等のアドバイスも多数手がけている。

 

■ 一般企業法務

 

コーポレートガバナンスその他のコーポレート案件、M&A(クロスボーダー案件含む)、訴訟、事業再生等の経験を有する。

 

 

主要著書・論文等

主要著書等

  • 「悪意の見える化とリスク・マネジメント ~不正の芽を摘むテクノロジーと組織運営の改善~」(共著)エヌ・ティー・エス
  • 「マンガでわかる DX」(共著)SBクリエイティブ
  • 「ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 法律・倫理テキスト」(共著)技術評論社
  • 「実践 ゼロから法務!―立ち上げから組織づくりまで―」(共著)中央経済社
  • 「Q&A AIの法務と倫理」(共著)中央経済社
  • 「経験者が語るQ&A 電子契約導入・運用実務のすべて」(共同編著)中央経済社
  • 「契約解消の法律実務」(共著)中央経済社
  • 「第4次産業革命と法律実務-クラウド・IoT・ビッグデータ・AIに関する論点と保護対策-」(共著)民事法研究会
  • 「画像生成AI メイキングテクニックガイド」(執筆協力)SBクリエイティブ
  • 「Photoshop & Illustrator & Firefly 生成AIデザイン制作入門ガイド」(執筆協力)SBクリエイティブ
  • 「画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド」(執筆協力)SBクリエイティブ

ほか。

 

論文等

  • 「生成AIの活用のために法務に求められる対応」NBL1249(2023年9月1日)号
  • 「Chat Botサービスを運営する場合の留意点」ビジネス法務2023年11月号
  • 「カメラ画像等の利活用時における企業の対応事項」ビジネス法務2021年9月号
  • NEWSPICS連載「AI/DXと社会
  • 「読者の悩みを解決!立会人型の『電子契約』運用Q&A」(共著) ビジネス法務2021年5月号
  • 「法務機能を一からつくる魅力と難しさ」(共著)ビジネス法務2022年4月号
  • 「未履行契約の後処理と条項見直しの視点」 ビジネス法務2020年9月号

ほか多数。

講演・取材等
所属団体・活動等
  • 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン」検討会委員(2024年~)
  • 特許庁・経済産業省「オープンイノベーション促進のためのモデル契約書ver2.0(AI編)」検討メンバー(2021年)
  • 一般社団法人日本ディープラーニング協会 有識者会員
  • AI プロダクト品質保証コンソーシアムメンバー
  • AI法研究会政策提言部会 部会長
  • AI法研究会知的財産部会 副部会長
受賞歴
  • Corporate and Mergers and Acquisitions Law – The Best Lawyers: Ones to Watch in Japan (2025)